
チャッキバルブ
集合配管で、スイングチャッキバルブによるウオーターハンマー発生!スモレンスキチャッキバルブで、完全に解消!
金属工場 様
アルミニウム総合圧延業として常に高度な技術を追求し、飲料用缶材、自動車部材、コンデンサ用箔等をはじめとする高品質な板製品、押出製品、箔製品を開発・製造・販売してまいりました。
また、環境に優しい金属、アルミニウムを扱うメーカーの責務として、循環型社会の構築を目指し、飲料用アルミ缶のリサイクル事業にグループを挙げて取り組んでいます。
さらに、アルミニウム素材にとどまらず、グループ会社との連携により、産業機器、外装品、食品・医薬品用加工箔などの加工製品を提供すると共に、米国、タイ国、中国に設置の海外拠点を通じ、グローバルな製品供給を行なっております。
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設置場所:工場 |
配管種類:冷却 |
スモレンスキチャッキバルブ 設置写真
課題
金属工場では、炉の冷却や製品の冷却水として水を大量に使用しています。当工場においても工業用水を循環して使用していました。既設ではスイングチャッキバルブを使用していて、生産量に合わせて、2台、3台と追従運転をしております。ポンプ稼働中は問題ありませんが、3台から2台、2台から1台と、ポンプが停止するタイミングで、配管が揺れるほどのウォーターハンマーが発生。背圧がかかったとしても10m程度しかない為、なぜこれだけの衝撃があるかわからない。何となくですが、衝撃音の発生個所がスイングチャッキバルブ周辺という事もあり、チャッキバルブが悪さをしている事はわかりましたが、対策が全く打てない状況でした。ただし、これだけの振動があるので、ポンプや付帯設備が壊れる前に、早急に対策する必要がありました。
スイングチャッキバルブとスモレンスキチャッキバルブの構造の違い
ソリューション
スモレンスキチャッキバルブは、スプリングを本体に内蔵して、自閉機能を持たせたウォーターハンマー防止型です。逆流とは入口側と出口側の力(圧力)が逆転して起こりますが、スモレンスキチャッキは、スプリングの力が出口側に効いているため、入口側と出口側が同じ力(同圧)の時点で、出口側の方が強まるために、既に弁はすでに閉まっています。弁が閉じてしまえば、それ以上、水が戻ることはできないので、逆流自体が起きなくなります。そのため弁体が弁座に叩かれることはなく、ウォーターハンマーを起こすことはありません。
スモレンスキチャッキバルブ 内部構造
ご担当社様から
スイングチャッキバルブの時に発生していた振動や衝撃音が、嘘のように静かになりました。配管距離が短いから大丈夫だろうと考えたのは間違いでした。配管が短くても、集合配管を通じて背圧がかかり、ウォーターハンマーが発生する事が、身に染みて分かりました。今回起きてしまった事象を経験として、弊社ではウオーターハンマーが懸念されるラインは、必ずスモレンスキチャッキを採用します。