
フートバルブ
免震層のため、吸い上げ配管が長くなりメンテナンス性が低い現場での、スモレンスキグランドフートの採用事例
商業ビル 様
所在地:東京都
敷地面積:1,765㎡
延床面積:18,500m㎡
高さ:73.6m
階数:地上16階・地下2階
構造:鉄骨造
耐震性能:基礎免震構造・制震梁の採用
耐震性能は、基礎免震構造と制震梁を採用した高い耐震性となっています。さらに、72時間対応の非常用発電機などのBCP(Business Continuity Plan/事業継続計画)対応や、太陽光発電システムの採用などによる建物の省エネルギー化を図っています
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設置場所:ビル |
配管種類:給水 |
SG-40設置の様子
課題
東日本大震災から、震災対策を意識する建物が、増えてまいりました。新築の建築物の中では、免震層を採用し、震災時にも影響を少なくするような工夫がされております。免震層を設置することの利点と震度が実際の揺れの半分程度に軽減されます。当現場では、水槽とポンプ室の間に免震層があるため、末端に使うフート弁であれば、引き揚げ清掃をすることができず、水槽の水を抜くにも水の容量が多いため時間・費用ともに多大にかかってしまいます。また、吸い上げ実揚程も長いため、抵抗の低いフート弁を探しておりました。
免震層写真
ソリューション
SG-40 2台採用
スモレンスキフートバルブは、地上に設置することができるため、配管の引き揚げ清掃・水抜き清掃共に不要です。また、末端に使用するフート弁よりも低ロス型になっているため、長い吸い上げの実揚程の現場でも採用することができました。
スモレンスキグランドフート写真
ご担当社様から
当初、末端フート弁を検討していましたが、メンテナンスができないし、吸い上げ実揚程が4M程あったため、吸い上げ抵抗がギリギリになってしまい苦慮しておりました。スモレンスキフートバルブを紹介されたとき、これであれば、地上でメンテナンスができるため引き揚げることことも水抜きをすることもなく使用できるとおもい、採用を決断。また、フートだと吸い上げ能力がぎりぎりだったがスモレンスキグランドフートであれば、さらに抵抗値も低くすることができました。サービスでやってもらえる吸い上げ算定も吸い上げOKだったので、安心して選定できました。先日竣工になりましたが、落水などもなく、使用することができております。