
フートバルブ
チャッキ弁を従来フート弁の代わりに使用することによる漏水トラブル。漏れない地上設置型フートバルブご採用の事例
病院 様
所在地:東京都
敷地面積:約3602㎡
延床面積:約1万2938㎡
病床数:270床
年間入院患者:5万人前後
大手大学病院の附属病院、病院内にはサブコンが常駐しており、維持管理をしています。
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設置場所:ビル |
配管種類:冷却 |
設置写真
課題
建築設備では、障害物の関係で、機械室(ポンプを設置する場所)と水槽が遠方になってしまうケースがあります。その際は、壁・水槽を貫通し配管を設置するため引き揚げ清掃ができません。フート弁を設置しても容易にメンテナンスができない為スイング式チャッキ弁・バタフライ式チャッキ弁等のチャッキ弁を中間フートとして従来型フート弁の代わりに利用し落水対策をすることがありました。
今回の現場は増設工事の為、既存の建物の障害物を回避しなければならず、ポンプ室と水槽が距離のある位置関係となっていたので、中間フートとしてチャッキ弁を設置する方法を検討しておりました。設計当初はサクション側にバタフライ式チャッキ弁を使う予定で検討していましたが、使用方法をバタフライ式チャッキ弁のメーカーに確認すると、5Mの背圧がかかる条件ではないと落水・漏水してしまうといわれてしましました。スイング式チャッキ弁でも許容の漏れ量があり、『使えるものが無い・・・』と頭を悩ませていた。
スモレンスキが漏れない様子
ソリューション
地上設置型フートバルブSGを設置。地上設置型フートバルブはバネとパッキンでおさえるバルブで、気密性に優れており、背圧等の条件なく使用頂くことができます。メンテナンス時も他のチャッキ弁の様に配管から外してメンテナンスする必要もなく、上部点検蓋を外すだけで簡単にメンテナンスできます。
納品後現場撮影
ご担当社様から
2013年10月に設置して以降、落水・漏水などのトラブルもなく安心して使えてます。サクション側に真空計をつけることにより、地上設置型フートバルブSGがきいているかきいていないかがすぐわかるのもいい。いざトラブルがあった時も地上で簡単にメンテナンスができる。大変満足している。内部部品を交換しながら使うことにより、長期間使用していきたい。