フートバルブ
酸・アルカリを含む排水ライン。自吸式ポンプで従来型フート弁を併用しているが、固着・落水が頻発。定期的なメンテナンスの作業時間・手間を考えて地上設置型フートバルブSGを設置。
化学工場 様
医薬品、化学品、洗剤、石鹸、歯磨きなどトイレタリー用品を手がける日本の大手メーカー。「健康」「快適」「環境」を事業領域として、日々の暮らしに役立つ優良な製品・サービスの提供に 努めている。近年、低炭素社会・循環型社会の実現に向けて「Eco Vision 2020」を策定しました。環境対応先進企業を目指した取り組みをはじめ、国内外でのCSR活動を今後も強力に推進している。
設置場所:工場 | |
配管種類:排水 |
SG-65 設置の様子
課題
化学工場では、様々な薬液を使用します。もちろんそのままでは排水するこができない為、苛性ソーダ・塩酸などで、ph調整(中和)をし排水します。ph調整する前の液体は、液性も特殊でかつゴミなど多く含まれるため従来型フート弁を設置した場合、落水が多く発生してしまいます。こちらの現場では、従来型フート弁が無い状態でも排水できる自吸式ポンプを採用しておりますが、それだけでは、急な増水の際、即座に排水できない為、従来型フート弁を合わせて併用しておりました。この従来型フート弁が、固着・ゴミづまりなどにより数カ月で落水を起こす状態になってしまっており、その都度、配管を人力で引き揚げてメンテナンス作業をしておりました。
排水の様子
ソリューション
地上設置型フートバルブSGは、メンテナンス作業をする際も、上部のヘルールクランプ部分を手で開け外しできるため、メンテナンスが簡単。また、本体材質をSCS13製を使用しているため、様々な薬液・液体でも使用することができます。スラッヂなどを含む流体でも内部部品を交換しながら長いこと使用することができる。
地上設置型フートバルブSG
ご担当社様から
2013年11月に製品を設置。メンテナンスが簡単にできるので、週に一度定期的に分解清掃をするように現場にアナウンスしている。歯磨き粉などの研磨材などが流れてくるので内部部品の定期的な取り換えが必要かと考えていたが、半年以上パッキンの削れもなく使えている。設置後、他排水処理系統ラインでも3箇所使用しているがそちらもノートラブル、経過をみつつ順次これに変えていきたい。