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お客様の声

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フートバルブ

24時間体制での動力管理、狭所での作業者の安全と作業時間の短縮を地上設置型フートバルブSGで実現!!

金属・非鉄金属工場 様

高清浄度鋼製造技術をベースに、開発、品質、安定供給など全ての面にわたって、市場からの高い信頼を獲得する「高信頼性鋼」を提供しています。
国内シェアNo.1の軸受鋼をはじめ、主原料に鉄スクラップを使用し、環境に優しい資源循環型の事業を展開しています。

ラベル 設置場所:工場
配管種類:冷却

写真1
壁際のスペースに設置 地上設置型フートバルブSG-200

課題

製鋼場内には加熱炉の冷却を始め、たくさんの水を使用しています。その水の管理は、動力センターで維持管理しています。動力では50台以上のポンプを管理していますが、近年、設備の老朽化で、ポンプ廻りの不具合が続きていました。従来型フート弁は長年ノーメンテで使用、腐食による固着・脱落やシート面の劣化によって落水・ポンプの送水不良が起きるごとに、復旧作業を行なってきました。問題は2つあり、1つは動力のポンプ室です。屋内で限られたスペースに多数のポンプを設置しています。照明は作業するには暗く、作業スペースはポンプ架台を足場にするほど狭い状況です。24時間工場は稼働しているため、送水不良が起きたときには早急な復旧が求められてきました。各ポンプの上にチェーンブロックを常設して、いつでも引き揚げ作業が行える状態にしていました。もう一つは屋外の大口径で、ポンプから水槽への吸込み配管はコンクリート壁を横配管が貫通、水槽内で配管を曲げて液面に下している。従来型フート弁の作業をするには、都度貫通部の配管接続部のボルトナットを外し、水槽の上からクレーンで配管を吊るして、引き揚げていました。水槽内のため、ボルト・ナット、配管が腐食して脆くなり、取り外し・取り付けには、破損・復旧後の漏れがないか不安がありました。一度の作業時間は半日を要していたので、復旧してからエア噛み込みなど、二度手間の起きないように慎重に作業を行なう必要がありました。また、ポンプ廻りでサクションタンクを設置しているが、老朽化で穴が開いて漏れが発生している。設備更新の時期にきているので、今後の維持管理のためには、メンテナンスが容易で作業負担の少ない、安全な改善が必要でした。

写真2
地上設置型フートバルブSG 複数台設置の様子

ソリューション

地上設置型フートバルブSGは、40A~250A全てが製品天面のヘルールクランプを外すことで、人の手で分解点検作業を行うことができます。限られたスペースでも配管を吊り上げる必要はなく、内部部品の弁体弁棒はPVC製ですので、安全に分解・点検・復旧までを、必要最低限の作業員で、短時間の作業で行なうことが可能です。

写真3

スタッフイメージ

ご担当社様から

地上設置型フートバルブSGを設置したことで、これまでのチェーブロックでの配管吊り上げが不要になり、狭所での作業者の安全を確保することすることができました。そして配管の接続を外さなくてよくなったので、作業時の接続部破損やエア噛みの心配をする必要がなくなり、作業者の精神的負担も軽減することができました。また、作業が地上部で容易に行なうことができるため、これまでノーメンテだったフート弁を定期点検できるようになりました。その際、設置配管条件からエアー排出のフートバルブ試運転回数が多いところがありました。フートバルブの減圧口を利用して、真空ポンプで初期エアー排出したところ、1分程度で200Aの試運転が完了しました。フートバルブを設置した場所が増えてきているので、試運転には真空ポンプでの初期エアー排出を社内作業手順に決めたいと思っています。今後は予算計画を立てて、更に場内の従来型フート弁を随時地上設置型フートバルブに切り替えを進めていきます。